2025.08.18

試食会紀行 広尾「d'ici」

広尾駅から西麻布方面に向かって徒歩5〜6分、日比谷線の出口さえ間違わなければ近いんですよね、ここ。周りには和食の重鎮、野﨑洋光さんが作った「分とく山」や「SAWAMURA」があるし、元が紀尾井町に移転してしまった「アンティキ・サポーリ」なので、おいしいもの好きにとっては馴染みの場所ですね。

席の感覚にゆとりがあって落ち着きます

そこにリニューアルオープンした「d’ici」。実は2024年7月に半分がカフェビストロ、もう半分がレストランという業態でデビューしていたのですが、今回、サラブレッド料理人の藤原裕太さんが料理長に就任することになり、プリフィックスコース&アラカルトというフランス料理の楽しさをカタチにしたお店に一新しました。

アミューズの「リエット」

とにかくメニューもワインも魅力的! プリフィックスコースは2種類(6,600円と8,800円)あり、前菜10品、メイン8品、デザート6品から選びます。選べないんです〜という場合にはいわゆる“おまかせ”の「デギュスタシオンコース(12,500円)」をどうぞ。アラカルトはコースで用意されているお料理の他にサラダやシャルキュトリー盛り合わせ、フライドポテト、スープがあり、ワインとともに軽く食べることもできます。

前菜の「フォアグラと鰻ととうもろこしのミルフィーユ仕立て ソースペリグー」

ワインもペアリングではなく(もちろんペアリングをお願いすることもできます)、プリフィックススタイル。3杯(4,800円)と4杯(6,400円)が用意され、泡、白、赤といくのもよし、泡だけ、白だけ、赤だけとか、はたまた同じワインで通すなんてことも気分とお好み次第。これってありそうでないからめちゃ嬉しい!

メインの「鮮魚のポワレとピサラディエールニース風」

レストランでの食事って選ぶ楽しさがあると思うのです。食べたいものをメートルさんと相談しながらコースを組み立てて、ワインも想像しながら「合うんじゃないかな」と選ぶ。

メインの「仔羊背肉のロティ ピスタチオ風味」

失敗したとしても「ま、こんなこともあるさ」でお気楽に。それにご一緒している人のチョイスも違うから、どっちがおいしいか競ったりするのも一興でしょ。会話も“おいしい”の一つだから。

本日のチーズ

こちら、朝8時からオープンしていて、トーストやオープンサンドがいただけます。そのまま10時から16時まではブランチでコース(3,200円と4,200円)やガレット、サラダにスープ、メイン料理といったアラカルトを用意しています。ディナーは17時半から22時半まで。ついでに秘密の扉を開けると「026(おふろ)」というバーがあるのです。

小菓子「タルトボードワーズ」

あぁ、広尾に住んでたら毎日どっかの時間に居座りそう。おいしくってこの価格とホスピタリティはいまどき稀有。また来たいと思えるお店、おすすめです!