大学卒業後、いわゆる腰掛け就職でほとんど何も考えずになじみのないベアリングの一部上場企業に就職。女性は名刺いらずという男社会に3日で辞めようかと思ったが、「せっかく入社したのだから何か身につけてから辞めよう、嫌な仕事でも楽しみをみつけよう!」と全く触ったことがなかったPCスキルを覚え、社会常識を徹底的に仕込まれる。
次は身近に感じられる業界へと、その時代、誰もが憧れるイタリアのインポートブランドに転職。初めてのファッション業界で受けた社内レクチャーで「絶対プレスになってやる」と目標設置。営業事務で入社はしたが、がむしゃらに働き、営業、MDを経てついに念願のプレスに。
ファッションプレスの草分け的存在である由田晃一氏の下で「ロゴが付いたら全て広報の仕事」と広告ヴィジュアルから社内文房具に至るまで、考えられる限りの広告宣伝業務について叩き込まれる。新卒で入社した一部上場企業でお局さまに教わった社会人としての基礎と、由田氏に教わった仕事の応用力を武器に「できない仕事はない!」と、声がかかればたとえ未経験だとしても飛び込んで結果を残すべく猛進する人生。
そんなプレス時代後半、雑誌中心の広告の在り方に疑問を抱き、WEBやmobile広告に足を踏み入れる。と、同時に大手芸能事務所からファッションショッピングサイトの立ち上げスタッフにと声がかかり転身。バイイング、商品企画、タレントコラボ、サイト構築、撮影、商品の原稿書き、とシステム開発以外の全てに携わる。
軌道にのったところ大手出版社のショッピングサイトの立ち上げにヘッドハンティングされ、ファッション雑誌と連動した通販事業という新しい世界へ。
今度は上記のようなショッピングサイトの業務以外に雑誌のページ制作をも担当し、編集者業務を経験する。
残念なことに携わっていた雑誌が休刊になり、タレントとの商品企画やブランドディレクション、アーティストのブランディング、キャラクター事業などを手がけていたところ、カフェレストランのメニュー開発に携わり、食の世界へ足を踏み入れる。
思えばプレスの仕事をしてから生まれた“食”へのこだわりは、いつしか人生そのものになっていた。美味しいものしか食べない貪欲さと、ものすごく高いエンゲル係数によって集められた“黒革の手帳”には高級レストランから庶民派レストランまでを網羅しており、巷では「綾子さんに聞けば間違いない」と言われるほどに。それならば!と奮起して食ライターに転身し、数々の雑誌、WEB媒体に寄稿している。またTV番組ではコメンテーターや審査員として出演し、2023年には東京都が主催する「Tokyo Tokyo Delicious Museum」でプロデューサーとして参加飲食店を誘致した。
2018年10月より集英社「よみタイ」で初の名前を冠にした「綾子のギョーカイ総受けグルメ手帖」を連載。続いて2022年より光文社「和食Style」で「高橋綾子のNO SUSHI, NO LIFE」を連載。
またレストラン事業も手がけ、maison de reefur内「ロザリー」、「風鈴屋」、「魚と日本酒üchï」をプロデュース。
新たなる事業として犬業界に参入。愛犬飼育管理士取得(2015年)、青山ケンネル ドッグビジネス科を卒業し、トリマーの資格取得(2018年)。ペットフーディスト認定(2022年)パピートレーニング、シッターの経験あり。
いまや、自分の肩書きは何なのかわからなくなってしまったが、常に「今、ノッてるところに必ずいる」強運の持ち主であることは間違いない。
株式会社INVITATION代表取締役。